覚々斎好 菊桐蒔絵吹雪 大小  了々斎箱

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菊桐が蒔絵された、覚々斎好の吹雪の大小です。辛巳(1821年)に十対、作製されました。また、8代久田宗利が出水三井家6代当主・三井三郎助高益に宛てた文が添っています。
 
出水三井家は、京都御所に近い出水にあったところから「出水三井」といわれました。当時、御所や二条城の近くには、北家、南家をはじめ、三井各家が集まっていました。明治20年、8代当主が東京に移住し、小石川に居が定められ、それ以後「小石川三井家」といわれるようになりました。