千家所持 油竹写炭斗 了々斎箱 和田臨陽軒 旧蔵 箱書によると、木村某氏の所望によって、家元にあったこの炭斗に、了々斎が在判・箱書をして差し上げたことが判ります。和田臨陽軒は、 代々久左衞門を名乗る、 大阪市屈指の資産家として知られ、昭和29年(1954年)に同門会大阪支部が結成された際には、支部長を務められた程、 生粋の数寄者でした。