古瀬戸一重口水指 銘 雲龍 了々斎箱 紀州徳川家 旧蔵
この水指は、了々斎以前から紀州家に所蔵されていた様で、 了々斎も箱書に、「古瀬戸一重口御水指」と書き付けています。 それに伴い、銘を「雲龍」と付けています。雲龍とは、雲の中の龍のことで、龍は水を吐くと思われていたので、たっぷりとしたこの水指に銘を付けたと思われます。
また、紀州箱と呼ばれる外箱には、この水指の経緯が書かれた張り紙がしてあります。
慶応元年乙丑五月中 御立用金被仰出候
御勘定奉行
垣屋十郎兵衛様御出張之節
御上様ヨリ御内々拝領致候
古瀬戸御水指 銘雲龍
外ニ金弐枚添
右之節被仰渡候書附者 金簟笥
引出しニ仕舞有之候事
